てけてく
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村のパン屋さん
 て け て く 

村のパン屋さん!
「てけてく」の勝部さんを紹介します!

 標高六百五十メートルぐらいあるだろうか、人家もまばらな新庄村の奥に、夫婦でパンを焼く勝部さん一家がある。外の寒さとは大違い、自宅兼パン工場『てけ てく』に一歩踏み入れると、暖かく、パンのいい香りがする。これだけで楽しそうに暮らす家族が想像される。「何でも自作。発酵室や棚の類もすべて」。多少立て付けが悪くても手作りの良さが伝わってくる。

 しかし石窯は、高さ幅とも二メートルは超えそうな立派な作り。土台は業者に頼んだそうだが、重要な窯の部分は、自ら研究、設計、煉瓦を自分で積んで四ヶ月かけて作った、という。

 かまぼこ型の内部や扉の取り付けなどに苦労を感じさせる。燃料となるまきを自分で割ることから、パンを焼くのは毎週火曜だけ。早朝から国産小麦を使い、酵母は月桂樹からとった自家製酵母。窯をまきで熱し、そのふく射熱で焼く。焼きたてを食べると初めてだけど、懐かしさを感じる味わい。それでも勝部さんにとってはまだまだ試行錯誤の段階らしい。

 なぜ、買いに来る人もほとんどないこんな田舎でパンを焼き、遠くは宅配便、近くは配達、と手間の掛かることをしているのだろうか。

 「一番に田舎に住みたい、というのがあって兵庫県尼崎市に住んでいたんですが、ギュウギュウ詰めの通勤が嫌で嫌で。追っかけられるような生活は申したくないと思い、但馬で四年間暮らしました。そこでパンを焼く人と知り合いになり、そのあとここが気に入りまして。二年半前、この空き家を借りました。

 三人の子供達も夏は釣り冬はクロスカントリーをして大いにアウトドアを満喫しています。お金は、ないなりに暮らしていけますよ。」と笑う。車のクラクションも電車の音もしない、耳障りなものは何もない。時間がゆっくりしているのではなく、ゆったりしている。

奥さんは、「都会に比べれば不便なことがいっぱいあるけれど、時間があるからみそも豆腐もうどんも手作り。おかずが一品しかできなくても、作る過程を子供達と十分楽しんでいるからこれでいいんだ」と、とても大らか。

 苦労も悩みもあったり、楽しい事ばかりではないだろう。「都会にもいい点はあったかもしれないけど、もう戻ろうとはおもいませんね」。その言葉にパンと同じ素朴な”味”を感じた。


山奥でパンを焼く。奥さんと中学生を頭に3人の男の子の5人家族。41歳。おいしいと口コミで広がり、今はマイペースで1回150個ほど焼く。


こんなもの焼いてます!
○コッペパン
  ・プレーン    ¥350
  ・全粒粉パン ¥400
  ・レーズンパン¥400
  ・くるみパン  ¥450
  ・よくばりパン ¥450
  ・野菜パン   ¥400
○パウンドケーキ
  ・あわてんぼうのケーキ  ¥800
  ・やまんぼうのケーキ    ¥800
  ・ラム酒のケーキ     ¥1,000
○クッキー (香ばしい全粒粉入り)
  ・ハーブクッキー       ¥400
  ・おまかせクッキー     ¥400

通販では風味と日持ちの関係でクッキーだけ対応します。
興味がお有りでしたら下記でご注文下さい!

tel:0867-56-3037


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