旅行業界「悪魔の辞典」

Petit Hottel
 YUBARA RESORT

あ行
アール:旅行業者が観光施設に対する「送客のしやすさ」の程度を示す数字。この業界では、送客手数料のことをリベートのRをとって「アール」と呼ぶ。食事・土産物施設で10〜15%程度、宿泊施設で15〜30%程度であるが、もちろん個別の交渉によって決定される。従って安いところもあれば高いところもあり、高い施設には一生懸命振り向けようとする。むろんそのしわ寄せは全て消費者に寄せられるので、あまりひどくクレームが出ても困るためその扱いは微妙なバランスの上に成り立っている。
アサイン:事前の部屋割り。「ツインのシングルユースになりますが・・・」と言われてもシングルも空いていることもままある。
案内所:さまざまな施設と契約をして、そのセールスを旅行業者に対して行うという名目で運営される旅行情報提供機関。旅行業者側から見れば「お願い」をされるだけで、契約している複数の施設のどこにでもいいから送客してくれと言われてもなんら得るところはなく、せいぜい電話代が少しやすくなる程度。その運営コストは当然旅行代金に上載せさせられる。
インセンティブ:直訳すると「魅力つけ」。観光施設が旅行代理店に対して、送客1人につき¥○,○○○を送客手数料とは別に払うという契約。施設側から言い出す場合と、旅行代理店から強要される場合と両方あり、ともにその地区に振り向けられたお客を一手に捕ってしまうことが意図されているが、必ずしもやっているのが本当にそこ一軒という保証は全くない。
いりこみ:お客の到着のこと。言うまでもなく「お客を入れ込む」ところから来ている。「入り込み何時?」といえば「ご到着何時?」という意味。いかにもはまった・はめた言い方と感じるのは気のせいか?
宴会場:施設側からすればなければお客が来ず、あればやかましいと苦情をいわれるタタミの部屋。観光業者側からすれば、部屋が空いていてもこれが埋まっていれば、高単価な施設にハメることができず儲け損なうタタミの部屋。添乗員にしてみれば酒の勢いも手伝って殆どのトラブルが発生するタタミの部屋。
温泉:もはやただのお湯と区別がつかなくなった鉱泉水。もともとは随分希少価値のあるものであったが、最近は新たに掘り当てるところも多く、また旧くからの有名な温泉でも殆どの成分が水道水というところも多い。その気になれば「温泉の素」まで使えばもはや希少価値などというものからは程遠い。逆に言えば無理に温泉でなくても送客するのは最近は楽になってくつろいでいる者も多い。


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