お客様:絶句
客室係:その辺がアトピーなんかにも良いみたいですし、実際にここの温泉病院には全国からそういう方が沢山お越しです。
お客様:飲んでも効くんですか。
客室係:この温泉は「天然のアルカリイオン水」なんですね。ただアルカリが強すぎて岡山県の保健所では飲用できない事になってます。ph9を越える水は駄目だって。でも地元の人は、胃が痛んだりした時には沸かした温泉を飲んでいますけどね。胃の酸を弱めてくれるらしいんです。ここの温泉1トンを水と同じph7の中性にするのに硫酸1リットル必要だそうです。
お客様:絶句
地元の方は、お料理にも使っているんですよ。よくアルカリイオン水でご飯を炊くと美味しくふっくら炊けるって言うでしょ。ここの温泉は、天然のアルカリイオン水ですから今日は、お客様も「美味しくふっくら・・・」オホホ。
 でも長湯し過ぎますと「湯中り:ゆあたり」を起こしますからご注意下さいね。またそんな強い温泉ですので「梯子湯」もいけませんよ。湯巡りが出来るような薄い温泉じゃぁないですから・・。
 ここは古くからの(たたら製鉄からつづく)湯治場です。古くから伝えられる温泉指南というのがあるんです。それによれば最初の三日間は、日に一回、身体が慣れてきたら朝晩の二回に増やし7日から10日間かけて仕上げるそうです。
お客様:では今回は、一泊の予定ですから1回しか入れないんですか?
客室係:オホホ・・そんな野暮は、言いませんけど欲張りますと「湯疲れ」を起こして、せっかく温泉に「疲れ落とし」に来られたのに返ってクタッと疲れてお帰りになる事になりかねませんからくれぐれもご注意を・・。
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