口上・蔦屋雑文堂のホームページ

お初にお目にかかります。縁あってnet626にスペースをいただきました、蔦屋雑文堂です。小生、文筆家業のはしくれを生業として糊口をしのいでおりまして。おもな専門としましては、旅・人・街ネタでございます。が、いかんせん関西を拠点にやっておりますので、ご飯のためには時には、経済だの福祉だのサービスだの果てAIDS問題までそりゃもう無謀なまでにあらゆるジャンルに首を突っ込むハメになることもままあるわけです。がしかし、そんなわけで、いろーんな人に出会うことができました。世の中捨てたもんでもないな、とこの仕事についてからはよくよく感じることでございます。

     

 閑話休題。というような身上ゆえに日々、さまざまなものに出会い、感じ、考えることはこれ日常茶飯事。とはいえ、そのまんまをそのまんま表現させてくれるスペースなんてのは皆無でございまして、本音正直ズバズバ行くよ、のnet626ならばそのあたりを寛大に受け止めてくれるとのことで、このたびのスペース開設が実現したわけです。で、裏話、関西の面白い話などなどを織り混ぜて、徒然なるままに雑文したいと思っております。 為になるかならぬかは、フタを開けてからのお楽しみ。まま、そういうわけでぼちぼち参りましょう。さて、わたくし在は神戸でございまして。この街は昨年、「ルミナリエ」という舶来ものの電飾でクリスマスを賑わしてくれたことで、ちょっと話題になりました。何しろそんなものは見たことない人が大半だったので、開催会場は(うちの近所ですが)ラッシュアワーの電車が100本くらい勢ぞろいしたような大混雑。ラテンのガテンがはるばるやってきて設置するのですが、今年もまたぞろやってきて、先週あたりからガテ業務に励んでおられます。

本当はとってもロマンティックなイルミネーションなんですが、だいたい見物の時間はみんな一緒なので、じっくり見るどころの騒ぎじゃなくなります。でもね。消灯の直前、人気も失せた深夜、ひとりぽつぽつ歩いているとそりゃもう夢心地なんですよ。 小雨でも降ったもんなら、澄んだ冬の大気にちらちらチラチラ灯りが瞬いて、さながら地上に降りた凍星のよう。もしも、今年の冬に神戸のルミナリエを見に行こうというならば、少しだけ夜遅くにいらっしゃい。人が誰もいなけりゃ、走り回ってでも、歌ってでも、なんでもお気に召すまま時間をお過ごしなされ。ラテンのガテンが楽しそうに歌いながら設置しているんだから、見るほうだって多少浮かれたほうがいいってもんです。


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