蔦屋雑文堂

蔦屋雑文堂、隠岐に泣く・・其の弐

まいど。其の壱に引き続いて読んでくれているかい?壱からそのまま興奮を引きずって書いてるから、ちょっといきなり読むと辛いかも。閑話休題。

 別に蔦屋雑文堂、がちがちの自然派じゃないです。煙草も吸うし、車も運転する。コンビニのサンドイッチ&おにぎりマニアだし、スナック菓子も好きよ。よくいるじゃん、天然酵母のパンでなくちゃ食べられない、とか外食は怖くて、とか。この手の話は、あんまりやると反発が来るので、ここでおしまい。


  

 てなわけで隠岐の話に戻します。まっこと海の男、船長は、こうもいうわけです。「もう島でも少ししか採れなくなったけれど、それでも島民にとっては旬の楽しみの味ってあるじゃないですか。これはね、そのまま、そっとしておいて欲しいと思うわけです。テレビでも、珍味だと言って取材をしたがります。でも私は出さない。了見が狭いんじゃなくて、観光誘致として使ってしまったら、絶対量の少ないものは、あっという間になくなります。出したからって、必ず食べるわけじゃない。中には気持ち悪いといって、そのまま残す人だっています。それなら、昔のまま、島民が季節だなぁ、と思って味わうだけでいいじゃないか、と思うんです。」 実は、その物ズバリを前日の宿で、「ひぇー、珍しいもんじゃねーか」と言って食べていた。で、ぜひにとも紹介しようぜい、なんて言ってたのだが、この言葉に頷き、その情報は隠岐に来てから見つけてねということで、胸にしまった我々取材チームなのでした。この方、本当に隠岐を、隠岐の海を愛している。だから、彼のいう言葉は大切にしたいと思うのです。

 これからのシーズン(今、5月です)、海へ行く人も多いと思うんで、一応、海の男の言葉をここに伝えます。あんなにクルーザーとかあれば、お客に出す魚は自分で採ったりするんですか、と聞いたんだが「うちの宿では、漁師さんからしか魚を買わない。」とのこと。その真意は「採ろうと思えば、採れます。でもうちが全部、やってしまったら漁師さんの仕事はその分、減ります。この島にはね、昔のままのスタイルでやっている人だっているんです。漁獲高だって、誰もが高いわけじゃない。そんな島だからこそ、お互いの領域を侵したらいけないと思っています。私はお客さんにも言いますよ。釣りは楽しめばいい、でも、それは逃がしてやんなさいと。サザエや貝は取りなさんなと。食べたいものは、漁師から買えばいい。何でも、自分だけが欲しがっちゃいかんと思います。」


 そういうことじゃ。自然を独占すな。自然の力を敬虔に受け止め、それと共存することは、地球で生かされている者として、最低限のマナーやろが。侵すな。汚すな。独占すな。若いもんは、そういうことわかってる奴多いよ。おっさんだよ、おっさん。そいとおばはんね。金儲けの奴です。おうおう、神戸市の市長もよ〜空港なんか作んなよ〜。そこらへんにうじゃうじゃいる市民は、だーれも欲しいというとらんが。 しまった。つい地方限定な怒りをやってまいました。すみません。 ま、ちゅうわけで、彼の素敵な話に、もう涙ぼろぼろ状態で聞きほれ、心地よい最後の夜を明かしたのです。今度は、6月末くらいに行こうと思ってる。久々に訴えてしまった蔦屋雑文堂でございました。



VZK03612@niftyserve.or.jp

苦情・戯れ言・なんでもお寄せ下さい!

ホームへ   蔦屋雑文堂ホームへ